OKEGAWA / URATA MITSURU

浦田 充

バリアフリーを、すべての人のために。

OPENING A PATH
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桶川市議会議員 / うらたみつる浦田 充
REPORT / ARTICLE

バリアフリーをこえて 第22号

2025年7月24日

バリアフリー情報 脱“県任せ”を

バリアフリーマップを作成し、市内のバリアフリー状況を正確に把握し市民に提供することは、利便性の向上はもちろん、桶川市全体のバリアフリー意識の向上にも繋がります。

私は以前から市独自のバリアフリーマップ作成の必要性を訴えており、今回で2 度目の質問となります。今回、市は、埼玉県が提供するGIS(地理情報システム)に情報集約し、独自でのマップ作成には消極的な姿勢を示しました。 県のマップ(GIS)だけでは、カバーできない埼玉県GISは、バリアフリートイレや思いやり駐車場など、事業者が県に登録したバリアフリー情報をインターネット上で確認できるものです。しかし、このGIS だけでは十分な情報は得られません。

まず、GISは、事業者がバリアフリートイレ等を登録するもので、事業者が制度を知らなければ登録してもらえません。また、ここに掲載されるバリアフリートイレの要件は、オストメイト設備またはユニバーサルシートのあるトイレのみです。ここには、一般的な車椅子対応の多目的トイレ(以下、車椅子対応トイレ)は含まれていません。

実際、多目的トイレのあるコンビニやドラッグストアは、市内にも多数あります。しかし、これらの情報はGISには反映されていません。市に車椅子対応トイレの情報公開を求めたところ、『広さやトイレまでの経路の段差などが課題となるため難しい』との答弁でした。

しかし、情報の分類を最新のバリアフリー基準に完全に適合しているかで分けるなど、工夫次第で対応は可能です。県でカバーしきれない部分は、市が積極的に補完すべき役割を担うべきです。市は、県の対象から外れているトイレも含め独自に調査し、県のマップにその情報を加えた独自のバリアフリーマップを作成すべきです。

店舗に車椅子設置の補助を

関連して、貸出車椅子が設置されている店舗の状況について問うと、「GISで公開されていないため分からない」旨の答弁をしました。これには落胆しました。しかし、このような情報は極めて重要です。

車椅子設置店舗は少ないと思われ、整備の必要性を感じています。そこで、合理的配慮補助金として、車椅子設置費用の補助を提案しました。 しかし、市は「身体障害者には補装具として個別の車椅子が給付されていること」や「合理的配慮に関する国の資料等に車椅子の配置までは想定されていないこと」を理由に拒否しました。

県や他の制度任せにせず、独自の取り組みを進める余地が大いにあります。 桶川市には、バリアフリーに関する情報収集を含め、市民のニーズに応えるべく、前向きな検討を強く求めます。

道の駅での差別をなくせ!

道の駅「べに花の郷おけがわ」で、歩行を補助する手押し車のようなものを用いて来場した方が、そうしたものを押して入ってはいけない、邪魔だということを言われたことがありました。

桶川市は、「指定管理者における従業員の教育、研修は、開業前に全従業員に対する接客研修を実施している」としていますが、そうであれば、教育、研修が不十分なのではないでしょうか。

再教育の必要性について改めて問うと、「全ての方が安心して利用できる環境を整えることは重要だと認識している。今後、要望や課題の対応について指定管理者に伝えてまいりたい」と答弁しました。

道の駅には、多額の市民の税金が使われています。道の駅も誰もが使いやすい、誰一人取り残さない施設でなければなりません。

ともに生きる会第43号

桶川駅周辺のバリアフリー意識向上を

東口駅周辺にトイレがないのは問題!トイレ設置の早期実現を!

駅東口の整備は進行中ですが、その全体像はまだ不明確な点が多いです。特にトイレの整備については、早急な対応が求められます。

市は、駅東口のトイレの設置について、「トイレの設置場所は、周辺環境や駅周辺の公共施設とのバランスを考慮し、南小学校跡地や周辺の市有地活用と並行して検討・決定する」としています。しかし、駅東口周辺にトイレがないことは喫緊の課題であり、南小跡地利用等の検討に時間を要するのであれば、その前にトイレ単独で迅速に設置の検討を進めるべきです。

東口ロータリーから駅構内までの動線は問題ない?

東口ロータリー整備後も、階段、エスカレーター、エレベーターの位置は変更されない予定です。多くの駅では、これらが一方向に並んでいますが、桶川駅では配置が異なり、特にエレベーター側からは、階段やエスカレーターの位置が見えにくい構造です。

現在は、東口の駅前通りの突き当り、かつバス停から駅に歩いてすぐに階段やエスカレーターがあるため、エレベーターを要しない方は、階段やエスカレーターを利用されることが多くなっています。

しかし、計画では、図の通り、バス停が南小学校跡地側に設置されるため、階段やエスカレーターとバス停に距離が生まれ、階段やエスカレーターの入り口もバス停側からは分かりにくくなります。

そして、エレベーターがより近いアクセス手段となるため、バス到着時に、エスカレーターや階段ではなくエレベーターを利用する人が増加することも予想されます。桶川市は、エレベーター側から階段・エスカレーターを確認できるので問題ないと言いますが、見え方は人それぞれです。本当にエレベーターを必要とする方が円滑に利用できるよう、一般の方には、階段やエスカレーターの利用を促す取り組みが不可欠です。

桶川市「西口には現在もバリアは残っていない」

なお、西口ペデストリアンデッキのバリアフリー化についても改めて問いました。しかし、同じ答弁が繰り返されるばかりです。

桶川市はこれまで、東口整備後の西口リニューアルでバリアは解消される旨答弁してきましたが、今回、改めてその点について尋ねると、「今後課題として検討してまいりたい」と答弁するにとどまりました。さらに、これに続けてリニューアル後も「バリアが残ってしまうといった可能性もあるという認識なのか」という問いに、「バリアにつきましては、今現在も残っているという状況ではないというふうに認識している」と答弁しました。

私が5年以上西口ペデストリアンデッキのバリアについて質問、提案し続けてきたのは、何だったのでしょうか。

このような答弁に加え、デッキのマイン側へのエレベーター設置によるバリアフリー化は頑なに拒否しています。前議会で、エレベーターの設置ならば、デッキなどの構造を大きく変えることなく、市単独で設置できることは市も理解したはずです。それを拒否することは、バリアフリー化を拒否するも同然です。

デッキは歩道橋(市道)です。車椅子では渡れない歩道橋であるにもかかわらず、それが「バリアではない」と行政が判断するならば、もう言葉もありません。地上からのアクセスばかりに固執する行政の姿勢では、この先も真っ暗です。

市役所に点字ブロックの拡充

市役所内における視覚障害者に対する配慮に関して質問しました。

現在、桶川市役所には、「最初に総合案内に誘導するのが基本的な考え」として、ピロティーと市道南側の入り口から総合案内までの動線にのみ誘導ブロックが設置されています。

しかし、これでは、ふらっと、広報などを受け取ることやトイレに立ち寄るだけでも、まず、総合案内に行かなければなりません。点字ブロックの設置は難しいものではありません。点字ブロック拡充、そしてコード化点字ブロック(左の画像参照)導入を検討すべきです。

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